トンでもない出来事
最近久しぶりに友人達と遊んだ。最近やっている事と言えば、布団の上でゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロしていつ布団が擦り減って無くなってしまうのか検証することだけだったので、非常に億劫ではあったものの、今回遊んだのは割と丁度良かったかもしれない。
しかし、その遊びに行った先でとんでもない出来事が起こった。
その日沖縄はここ最近まで続いていた寒波が再び猛威を振るっており、ちょっと気を緩めれば気と共に膀胱まで緩んでしまい、そのまま股の間にナイアガラを作ってしまいそうなほど寒かった。
あー…これだと偉大なる北国の皆様に「その程度なら暑すぎて全裸でも全身ナイアガラ余裕なんだけど。ケツから氷柱ぶっ刺して奥歯ガタガタ言わせたろかぁ⁉」とかお叱りの声を頂きそうなので少し修正しよう。
その日沖縄はここ最近まで続いていた寒波が再び猛威を振るっており、ちょっと気を緩めれば気と共に膀胱まで緩んでしまい、そのまま股の間にナイアガラを作ってしまいそうなほど寒かった。なお沖縄県民は極度の寒がりで、気温28℃から肌寒さを感じ、27℃でガタガタとマナーモードもかくやと言った低周波振動を起こし、26℃からはちょっと尋常ではない量の冷や汗を掻き始めます。
……これで良し。
さあ、続きだ。
まず、指定された集合時間(15時)の10分くらい前に現地に到着すると、そこには裸の大将よろしく頭を丸めた短パン姿の小太り少年が立っていた。
いやいや。
お前、なんでそれでいけると思った。
それは、あまりにも
己の肉を過信しすぎだろう。
しかし生憎と、このぽっちゃり満足ボーイは今日遊ぶ友人の一人。正気を疑いつつも近づくと「おはようございます」と何とも時間狂いな挨拶をしてきたので俺も負けじと「今日は雨だね」と澄み渡る青空を振り仰いで言った。
するとぽっちゃり満足ボーイ(以下、友人S)も対抗するかのようにへらへらと笑いながら「今日は寒いね」と呟いた。
俺が「いや、寒いも何もお前短パンじゃん」と至極真っ当なツッコミを入ると、友人Sは
友人S「うへへ。でも実は…」
と言って、見せ見せおじさんを彷彿とさせる仕草でアウターである灰色のダウンジャケットのチャックを一息に一番下まで引き下ろした。
するとどうだろうか。
俺は見てはいけないモノを見てしまった。
ああ。
なんでこいつは
中に半袖Tシャツしか着ていないんだ