クロタという名の生命体が排出した駄文という名の廃棄物の吐き溜め

どこまでが本当でどこまでが嘘か分からない、巧妙と言えば聞こえの良い文章を綴るネタブログ。9:1くらいの割合で虚実ないまぜな当ブログは貴方のくすりを、延いては世界の平和をもぎ取っていく為に月0~28、29、30、31のペースで更新していきます。

なんでこんなに寒くなったのか

寒い。

 
 
 
 
 
 
 
 
いや、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
寒い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やっぱり寒い。
 
 
ものすっごい寒い。
 
 
 
住んでいる県とかを特定されるのは嫌だから具体的な地名は避けるけど、俺は沖縄に住んでいるんだ。
 
ん? ああ、そうそう。あの南国。
 
なんか今回は観測史上最低(?)気温を叩き出したらしい。…まあ、これは今日の事じゃなくて一、二か月くらい前の事なんだが。
 
なんでも、一部地域ではみぞれが吹雪くほどだったとか。
 
みぞれって言えば、観測上は「雪」に分類されるヤツ。
 
要するに…アレだ。沖縄史上初の雪が降った訳だ。
 
目まぐるしく移り変わる情勢を隅々まで余す所なく把握している諸兄らならもう既にご存知だと思うが、沖縄県はついに気温5℃などといった大台を記録した。
 
言うまでもないが…寒い。
 
多分、本州その他の地域に住んでいる方々は「5℃とか…すっぽんぽんで県道マラソンできるわ」と思ってらっしゃると思うが……
 
 
沖縄じゃあそうはいかない。そうは問屋が卸さないどころか生産者との関係が悪化し、仕入れすらままならない状態に。なんでも、先方も商品の製造不順で出荷自体が困難に陥っているらしい。これはいけない。この町の…いや、延いてはこの日本国家の存亡が危うい。問屋はすぐさま原因の究明及び解決に向けて動き出した。まずは仕入れ先である生産者の工場へと赴く。調べた住所へと辿り着くと、そこには広大な空き地にポツンと小さな小屋が立っていた。あり得ない。この生産者の工場は日本でも有数の規模を誇ると聞いていたが、まさか施設内面積が1Kあるかないかくらいだなんて。これは確かに有数だ。数えるほどしかない。日本有数の看板に偽りなし。後で生産者の本社へ伝えるために「敷地と施設内の面積が逆である恐れあり」とメモした。その後工場内を見学してみようと入り口のドアに手を掛けたものの、なぜか開かない。やはりアポなしで来たのがまずかったのか。仕方がないので窓から内部を覗いてみると、なるほど。これは開かないわけだと納得した。施設のほとんどを占める大きさの生産機械が中央に位置しているのだが、なんとその周りを取り囲むように三十人はいるだろうかという数の従業員がひしめき合っていたのだ。なるほど。所狭しとはこのことかと、後で生産者の本社へ伝えるために「高さを活用すればもっと詰め込める余地あり」とメモした。それにしてもこの従業員達、何をやっているのだろうか。20~30代の男女が隙間なく密着しているが、皆一様に死んだ魚のような目をしたアントニオ猪木のような目をしている。それでいて何をするでもなく、ひたすら自らの作業服のボタンを開け閉めしている。尋常ではない。問屋は後で生産者の本社へ伝えるために「ボタンの数を減らした作業服へと刷新すれば作業の効率化を見込める」とメモした。しかし、真に恐ろしいのは生産機械のほうであった。なんとこの機械、電力の供給が全く行われていなかったのだ。通りで生産も滞るはずである。原因を突き止めた問屋は後で生産者の本社へ伝えるために「機械が全く機能していない。今一度コストパフォーマンスを見直し、全手動のものへと変更するべき」とメモした。これで原因の究明は成された。あとは本社と掛け合って抜本的な解決に臨むだけだ。問屋は足取り軽く自宅へと帰ると、今日書いたメモを実家の住所の書かれた封筒へ入れ、家の近所にあるポストへと投函した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
……ふう。
 
 
 
 
 
 
 
沖縄の寒さはまだまだ続きそうです。